≪Marianのひとりごと≫

1998年

 

(9月6日)

青春の日々をふと想い出す

あなたからの「さよなら」は
わたしの心を悲しみに染めたBlue
二度と還り得ぬ遠い季節のMemorial Blue ...

Marian20歳の旅ノートより<風のように……>

(7月27日)

出会ったその日に「マティーニを飲もう」なんていう男には、気をつけろよ。
マティーニは、足に来るだけじゃなく、心にくるから……

あら、心にくるものなら… 言われてみたいわ……
「君の微笑み、グラスに映しながらマティーニで乾杯しよう」……なんてね。

(ば…か……だね!)

 

(4月23日)

きどった顔をしてモーツアルトを聴こう
せつない顔をしてショパンを聴こう
気難しい顔をしてベートーベンを聴こう

だめ!

つくり笑いを浮かべて尾崎亜美を聴こう
声をだしてハモりながらアルフィーを聴こう
瞑想にふけるポーズでデューク・ジョーダンを聴こう

全然だめ!

セリーヌ・ディオンも、リチャード・クレーダーマンも、
バッハも、ニーノ・ロータも、中島みゆきも……だめ!
きょうの私は何を聴いてもだめ!?

わかっている
いちばん聴きたいのは貴方の声……

(4月15日)

桜が散ってしまった……

美しき花よ 哀しき花よ
儚きいのちの宴の ものの憐れよ……

(1998年3月5日の雑記より転載)

ジンをベースに、グレナデンと、レモンジュースと、恋のときめき少々を加えて
できあがる春のカクテルは、その名も<ピンクレディ> ……「好き、きらい、好
き、きらい……」花占いのせつない独り言を繰り返しながら… 桃の花びらを浮
かべてひとくち飲めば、ため息もピンク色……
BGM:高橋真梨子<桃色吐息>

(1997年×月×日の雑記より転載)

「ねえ、夕日って、どうして赤く見えるの?」
「え〜っと… よく知らんけど、確か、太陽光線が大気圏に突入する角度が変
わると…? 光のプリズムが……?? …ん???」

明るい青い空が、時として悲しいほどに碧い空が、いつしか色褪せて… 薄暮
になり… 群青になり… 夜のとばりがおりて星が瞬き始める…… そんな「1日
という季節」のなかで、夕日は「秋」… 「燃える秋」… 終りでもあり始まりでも
ある。そして、終りでもない始まりでもない不思議な時間。やがて幾多の星た
ちが饒舌に語りだす夜のステージを前に、太陽が静かにその独裁者の座を
おりる時。だから夕日は燃える色。夕日はあたりを茜に染めて燃える色……

 

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